脱毛と保湿は一見すると関係のないように思いますよね。

脱毛を始めたから、または脱毛をしていないから保湿は必要ないということではないのです。

 

普段生活している中でも、特に今の時期は汗をかく分お肌が潤っているような感じになりますが、冷房の効いているお部屋ではその汗が乾燥し、更にはお肌の中に貯めてあった水分まで蒸発してしまい、乾燥が進む可能性があります。

 

脱毛を始めますと、お施術でレーザーを肌に照射する形式の所がほとんどです。

レーザーの熱を利用して毛根を攻撃し、毛根をどんどん小さくしていくことで、お肌の上に生えてくる毛を細くしていき、将来的には毛が生えずらくなるといったものが多いです。

そのため、お肌に普段では与えられないような熱が加わり、水分を奪われることでお肌が乾燥しやすくなります。また、お肌が乾燥するばかりではなく、お肌のバリア機能（皮膚を外部の刺激から守ろうとする力）が低下します。

 

そのためお施術前後に肌を保湿していくことで、乾燥を防ぎ、お肌のバリア機能の低下を防ぎます。

 

では次に、保湿不足によって脱毛で起こる可能性が高いものを見ていきます。

保湿不足の状態でお施術を行いますと、お肌の炎症反応リスクが上がります。お肌に水分が蓄えられている状態、よく保湿されている状態だと、お肌のバリア機能が正常に働いていますので、脱毛のお施術でレーザーを照射しても、お肌が赤くなったり、かゆくなったりはほとんどないことが多いです。

しかし保湿が十分にされていないと、お施術後お肌が赤くなってしまったり、かゆみがでたり、人によってはお肌の表面から雑菌が侵入してしまい、毛嚢炎という感染症を起こすこともあります。

 

またレーザーを照射した際の痛みを感じやすくなります。保湿されているお肌は、皮膚の中に水分が蓄えられていますので、その水分がクッション材となり、レーザーの刺激を和らげてくれます。

その水分がないと、ダイレクトにお肌にレーザーの刺激が行きますので、保湿されている方と保湿されていない方とでは、痛みの感じ方に差が出てきます。

 

その他では乾燥が原因となり痛みを伴う分、痛みに耐えることができず、パワーを下げざる負えないという可能性も出てきます。

レーザーのパワーは脱毛の効果にとてもよく関係いたしますので、パワーを下げるとなると脱毛するのに必要なエネルギーを毛根に蓄えることができず、効果が感じられにくいといったことにも繋がります。

 

そのため、特に脱毛をされている方はお施術の前後によく保湿することをお勧めいたします。

 

また、脱毛をされている方はお施術当日は化粧水のみで保湿するようにしてください。

クリームや乳液などをつけてしまいますと、毛穴が塞がってしまい、毛根にレーザーが届きにくくなります。お施術が終わった後、化粧水や乳液などでよく保湿しましょう。

 

このように脱毛と保湿は密接に関係しています。

男性の方だと、なかなか面倒といった理由で保湿（スキンケア）をさぼりがちですが、より早く安楽に脱毛を卒業したいと考えていらっしゃる方は、そのひと手間で効果の実感に差が出てきます。

 

当店では、脱毛以外にもスキンケアに関する有資格者が在籍しておりますので、ご来店の際に気になることがございましたら、何なりとお申し出くださいね。

 

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

皆様のご来店を心よりお待ち申しております。